前髪パーマ まとめ
前髪パーマに関する事を美容師が答えた
神奈川県横浜市を中心に美容師をしております 奥条 勇紀(オクジョウ ユウキ)です
このページでは女性の前髪パーマに関する事を中心にお話ししていきたいと思います
質問なども受け付けていますので、質問がある場合は質問フォームより気軽にご連絡下さい
前髪パーマを勧める理由
僕は美容師として女性の方には前髪パーマを強く勧めています。
それは前髪パーマをかける事によって女性が ①女性らしい前髪になる ②お手入れ(毎朝のセット)が楽になる この2つのメリットが前髪パーマにはあるので、僕は女性の方に前髪パーマを勧めています
前髪パーマは女性をより女性らしくする
Q、なぜ…前髪パーマをかけると女性がより女性らしくなるのか?
A、それは…パーマをかける事によって顔周りに丸み(曲線)が生まれるからです
丸み(曲線)というのは女性的な印象を与えると言われています。曲線の反対の直線というのは男性的な印象を与えるモノで、曲線というのは女性らしさを表すのです。
前髪パーマで女性をより女性らしい印象を変えたいという思いが前髪パーマを勧める大きな理由です
前髪パーマでお手入れが楽になる
前髪パーマをかける事によって毎朝のお手入れ(ヘアセット)が楽になります
Q、なぜ…前髪パーマをかけると毎朝のお手入れが楽になるのか?
A、それは…前髪パーマをかける前というのは髪の毛一本一本が独立した状態なのですが、パーマをかけた後はパーマをかけている最中の毛束ごとに自然とまとまる習性がパーマにはあるので、まとまりやすい前髪になる為に毎朝のヘアセットが楽になるのです
例えば…前髪パーマをかけた時に5つの毛束に分けてパーマをかけたのであれば、パーマをかけた後は5つの毛束で自然とまとまりやすくなりますので、前髪パーマをかけた後というのはかける前よりも確実にまとまりやすい前髪になり、ヘアセットが楽になるのです
この2つの理由で僕は女性の方に前髪パーマをかけると事を勧めています
女性の方が前髪パーマをやりたくない理由
今の時代、色々なヘアセットの道具がある為に前髪にパーマをかけなくても希望のヘアセットというのは簡単にできるようになりました
そういった理由で前髪にパーマをかけないという方もいると思いますが…それとは別に前髪パーマ事態をかけたくないという女性の方達が多いように感じます
その理由は女性の方の前髪パーマの印象が、パーマがかかりすぎるイメージがあるように考えています
パーマがかかりすぎると
- 老けて見える
- セットした直後は良くても湿気でクルクルに戻る
- 毎朝のセットがめんどくさい
世の中の女性の方達は前髪にかけるパーマに関して良い印象を持っていない方が多いです
パーマがかかりすぎているとセットもしにくいし、見た目も良くない、けど…パーマをかけたのにパーマがかかっていないのは嫌…それは美容師も同じ見解だと思います。だから、パーマをかけすぎてしまう
丁度いい塩梅の前髪パーマにならないのが、世の中の女性の方が前髪パーマを犬猿する大きな原因ではないでしょうか?!
これは美容師も同じような理由で犬猿している様に感じます
そもそもパーマのかかりすぎ等は、一言で言えば美容師の技術不足で生じる現象だと僕は考えてます。昔に比べてパーマをかける女性の方というのは少なくなっています。ゆえにパーマ技術に経験を積める場が今の美容業界には少ないという事です
そのような美容業界の現状が、女性の方の前髪パーマを犬猿している理由を作っているように感じます
ですが…安心してください
今現在の前髪パーマというのは、女性の方が喜ぶ前髪パーマになっています
Q、なぜ、女性の喜ぶ前髪パーマと呼べるのか…
A、それは ①セットが楽になる ②セットした後でもクルクルする事はない 等といった今まで女性の方達が犬猿していた要素がすべて解消されたからです
ここからは前髪パーマの施術方法についてお話ししていきたい思います
前髪パーマの最適なかけ方とは
Q、前髪パーマに用いるパーマ技術は何が良いのか??
基本的に美容室でメジャーとされているパーマはコールドパーマです
比較的新しいパーマといえばデジタルパーマやエアウェーブ等もありますが…どのパーマが前髪パーマに最適なのか?
A、それはアイロンパーマです
アイロンパーマというのは元々は床屋さん(理容室)の技術(メニュー)の1つです
アイロンパーマは熱を使い髪の毛の形状を変える技術の1つで、縮毛矯正の原点ともいえる技術です
そのアイロンパーマが前髪パーマに最も適しているパーマ技術といえるのには理由があります
それは濡れている時と乾いている時のウェーブ(カール感)の差がない事です
アイロンパーマが前髪パーマに適している理由
アイロンパーマが前髪パーマに適している理由はアイロンパーマの特徴にあります
アイロンパーマの特徴とは…濡れている時と乾いている時のウェーブ(カール感)の差がない事
濡れている時のカール感と乾いた時のカール感が全く同じ事がアイロンパーマの大きな特徴です。通常のパーマ(コールドパーマ)は濡れている時にカールが最も強く出て、乾いていくごとにカール感が無くなっていくのが特徴です
Q、なぜ…アイロンパーマにはのような特徴が出るのか…
A、それは2剤と呼ばれる最後につけるパーマ剤を付ける際の髪の毛の状態が乾いている時に付けるのか…濡れている時に付けるのか…で変わってくるのですが…ここから先の話は専門的な話になってくるので、知りたい方はこちらをご覧下さい(アイロンパーマとは)
ウェーブの差がない事がなぜ前髪パーマに良いのか
ウェーブ差がないという事は、パーマ自体を強くかける必要が無いという事になります
前髪パーマに必要なカールというのは、ワンカールで十分ですよね?無駄に髪の毛をクルクルさせる必要は前髪には全くありません。
今までのパーマ(コールドパーマ)というのは、乾かすとカール感が無くなってしまうという理由でカールを強くかけ無くてはいけなかったのですが…アイロンパーマならば乾かしてもウェーブが落ちることが無いので、ワンカールの仕上がりでも何の問題のもないのです
さらにアイロンパーマの良い部分として細かな作業を可能にさせているという特徴があります。12ミリほどのアイロン(コテ)で形を作っていきますので、細かく毛束を取って形を作る事が容易にできます。そういった部分が自然な前髪作る事につながってくるのです
前髪にワンカールのパーマだけをかければいいのであれば、もし前髪が濡れたとしてもクルクルする事がないので、濡れている状態でもとても自然な状態に見える。
そういった部分がアイロンパーマというのはワンカールを作るのにとても適している理由で前髪パーマに最適なパーマ技法だと考える理由です
コールドパーマやデジタルパーマが不向きな理由
コールドパーマやデジタルパーマが前髪パーマに不向きな理由は
コールドパーマ…セットした時は良くても濡れるとクルクルしてしまうもしくは濡れている時は良くても乾くとカール感が出ないというデメリットがあります
デジタルパーマ…かけたい所にかける事の出来るという点ではとても良いパーマ技法のデジタルパーマですが…細かな作業に向いていない所がとても難点なのです
不向きな理由についてもう少しお話ししていきたいと思いますが…コールドパーマに関してはいくつか比較対象にして説明してきたので、不向きな理由は分かると思いますが、デジタルパーマが不向きな理由についてもう少し補足していきたいと思います
アイロンパーマというのは、前髪という狭い範囲でも10個以上の毛束でカールを細かく付ける事ができますが、デジタルパーマでは3ロッド(3個)くらいが前髪部分に収めるのが限界個数だと思います
なので、細かな作業ができないデジタルパーマは前髪パーマには不向きなのです。
かけたい所にカールをかける事ができるという点ではアイロンパーマと同じ特徴で良いのですが…アイロンパーマと比較すると、デジタルパーマは不向きだと僕は考えています
ここからは違う面でのお話しもしていきたいと思います
前髪パーマの頻度について
前髪パーマの頻度についてお話ししていこうと思います
前髪パーマの頻度はだいたい3か月くらいを目安にしています
Q、なぜ…前髪パーマの頻度が3か月なのか?
A、それは…前髪パーマ自体のカールというのは基本的に取れるという事はほとんどありませんが、前髪の長さを切る事によってパーマをかけた部分が無くなる事でパーマというのはなくなっていきます
その期間がだいたい3か月という事で前髪パーマの頻度を3か月に設定しています
髪の毛というのは3か月で3センチ強伸びると考えています。そうした場合、前髪にかけたパーマ部分を切って無くなってしまうのが3か月くらいなのです。こういう考えを元に、前髪パーマの頻度は3か月くらいだと考えています
前髪パーマの失敗に関して
アイロンパーマでの前髪パーマ失敗というのはほとんどありません
Q、なぜ…アイロンパーマの失敗というのは無いのか
A、それは…アイロンパーマはワンカールを作る事にもっとも適したパーマ技法だからです。さらに言えば、ワンカール以上かける事が難しいパーマ技法といってもいいと思います
ゆえにアイロンパーマは前髪にパーマがかかりすぎるという失敗はほとんどありません
だからといって安心安全なパーマ技法なのかというと…そうではありません
アイロンパーマという技術は技術的な面では細かな部分を気を付けなければいけないので、やや危険な技術であり、そう簡単に習得できるような技術でもありません。
ちゃんとした知識や技術を勉強した美容師に頼む事をお勧めします
前髪パーマ失敗からのリカバリー方法
前髪パーマを失敗されてリカバリーする方法(お直し方法)についてもお話ししていきます
ここで話す失敗というのは通常のパーマ(コールドパーマ)もしくはデジタルパーマでかかり過ぎてしまった場合の失敗です
パーマがかかりすぎてしまいクルクルになってしまった場合のリカバリー方法はとても簡単で、アイロンパーマであればいとも簡単にリカバリーできてしまいます
Q、なぜアイロンパーマでは簡単にリカバリー出来るのか
A、パーマというのはパーマ液で簡単に取り除く事ができるからです
アイロンパーマの施術方法というのは、一度パーマ液を髪の毛の内部に浸透させて、シャンプー台で薬を流してからアイロンで形を付けていきます。
髪の毛の内部にパーマ液を浸透させる事によってかかりすぎてしまったカールというのは取れてリセットする事が出来ます
アイロンパーマはその後からカールを形成して言うので、パーマの失敗のリカバリーというのがとても簡単に出来るのです
前髪パーマのセット方法(乾かし方)
皆さんは前髪パーマはどのように乾かしていますか?
下からだったり、上からだったりいろいろな乾かし方があると思いますが…僕がお勧めする乾かし方は上でも下でもありません。左右に乾かす事をお勧めしています
Q、なぜ前髪パーマの乾かし方は左右に乾かすのか
A、乾かし方の基本は髪の毛の生え方に沿って自然な根元の立ち上がりにしてあげる事です
前髪というのはセットの仕方を間違えるとすぐに変な跡がつきやすい部分です。ゆえに上からや下から乾かすと変に立ち上がったり、変につぶれたりしやすい
その点、右からや左から乾かしてあげると根元に跡が付きにくくなるのです
イメージとしては右から乾かすのと左から乾かすのは半々、交互にやってあげる事がとてもいいです。
右から半分乾かして、残り半分を左から乾かすのではなく…こまめに右から…左から…と乾かしてあげる事がとても大切なのです
この左右から乾かす事によってとても自然な仕上がりの前髪にする事ができます
左右に乾かすメリット
左右から乾かすやり方を僕のお客さんに話すとみなさんびっくりいます
その後、おうちでセットした感想を聞くと『前髪がとても自然な仕上がりになった』と喜びの声を聞きます
Q、なぜ…自然な仕上がりになるのでしょう
A、それは…だいたいの方の前髪セットが根元から流したい方向に向いていしまっているからです
僕が進める前髪というのは、1度自然に下に降りたのちか先が横に流れる前髪です
これが自然な仕上がりの前髪なのです
どうしても前髪を流すと言う所に重点を置いてヘアセットしてしまう為に流したい方向だけにかわかしてしまうのはダメな事です。
まずは左右同じ感覚で風邪を当ててあげてある程度乾いてからボリュームを抑えたければ上から乾かしたり横から乾かしたりしてあげて下さい
下から上に乾かすというのはあまりおすすめはしています。バブリーな前髪になってしまうので…
ここで前髪パーマを画像(写真)でご紹介したいとお思います
前髪パーマ画像(写真)



前髪パーマをアイロンパーマでかけた女性の声
最初はアイロンパーマと聞いてびっくりしましたが…アイロンパーマで前髪にパーマをかけてもらうととても自然だし毎日のセットが楽です
今までのパーマ(コールドパーマ)ですと、汗をかくとクルクルしてしまうのがちょっと嫌でしたが…アイロンパーマでかける前髪パーマなら汗をかいてもクルクルになる事なく、自然な前髪でいられるので安心して汗をかけます。笑
以上で前髪パーマに関する記事を終わりにします
今回お話しした事をさらに詳しく他の記事で説明していますので、もし気になる方はそちらもご覧下さい。さらに前髪パーマに関する事で気になる事がありましたら気軽にご質問ください
横浜の美容師…奥条勇紀
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